四六判

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ない。霊が物質を作るが、その逆ではない。

　内容は一言でいえば、存在の秩序の回復です。『結婚愛』や『真のキリスト教』、それにとくに 『神の愛と知恵』などと重複する部分がありますが、高次の段階にある存在が、低次の段階にある存在に流入を及ぼすものであり、その逆ではないことを力説したものです。高次の段階にあるものというと、先行する存在のこと、低次の段階にあるものとは、後続的に生まれてくるものです。つまり霊対自然の関係です。霊があって自然があるので、自然があって霊があるのではないということです。（あとがきより）