番外編!
間借人氏の自然薯掘り奥義! (その弐”)
それでは昨日書いたパート2の続きをどうぞ。
C杉林(針葉樹林)
日当たりが悪く、一見したところ自然薯など見当たらない様に見えますが、B竹林同
様人目に付かない高い位置に花がついて居ます、そのため人手が入らず最後迄残って
います。
ここでは、運良く大きく育った芋だけが、林の天辺に花を咲かせる事が出来、掘り当
てればかなりの大物が期待出来ます。
裏を返せば、日の当たる杉林の天辺まで蔓を伸ばし、光合成の出来る力を持った芋だ
けが成長出来る、と言う事です(そのため数も少ない)。
こんな条件を備えた場所では、花を目当てに探す事は困難で、芋蔓の見分け方を完全
にマスターした人しか出来ません。
しかし、下草刈りなどの手入れがされた杉林では、蔓が切られてしまい、芋の在処か
解らなくなるので素直に諦めた方が得策です。
一方発芽した蔓は、一気に杉林の天辺を目指し伸びて行くので、幹に絡んだ蔓が途中
で切れていても、切れたその直下付近にアワズが有る場合が多くなります。又蔦(つ
た)に絡んで昇って居る場合も多く、蔓を見分ける事の出来る人には、見つけのが簡
単なのが特徴です。
ただしやっかいな事も有ります。
日当たりが悪く下草が少ない為、最初に絡みつく物が無く、蔓が地上から2〜3mの
処で切れて居る場合が多い事と、青葉の残る秋口でも林の中は歩き易く、枯れる前の
あおい蔓を辿ってアワズを探し、自分だけが分かる目印を付け、途中の蔓をわざと
切って、分からなくしてしまう場合がある事です。
太い蔓を見つけたが、途中が不自然な切れ方をしており、その行方が分からなくなっ
た時は、周りに不自然な物が無いか注意して探して見るのも一つの方法です・・・奥
義その参。
コーラの空缶や、目立たない色の布切れ、上下逆さに刺さって居る木の枝などの目印
は序の口で、UGファイルの拡張子偽装なみに(笑)、見付けたアワズの脇に『目立
つダミーの穴』を掘ってやりすごしたりと、そりゃも〜〜大変(大笑)。
自然薯堀もラストチャンスを控え、今週末チャレンジする人に間に合う様、パート
1〜2を書いて見ました。
このパート1〜2は、蔓も飛んでしまいめぼしい花殻も荒らされてしまったこの時
期、『如何にして残っている自然薯を探し当てるか!』と言う事を重点に解説しました。
そのため内容が前後してしまいますが、パート3では蔓の見分け方と基本的
(一般的)なポイントについて解説してみます。
続きはこちら→『パート3』