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謎のUFO研究家Robert

自由の女神で出会ったの2人に教えてもらった、エンパイアステートビル の夜景を見るべく、こんども徒歩で北上する。というかチャイナタウンを歩い て通りたかっただけなのだけど。ついでに散髪できそうなお店を探すのだけど、 良さそうなところが見つからない。周囲がちょっと暗くなるのと同じくして、 街の雰囲気も怪しくなってきた、なるべくやばそうな人と視線を合わさないよ うにして、早足で歩く。ちょうどチャイナタウンを抜けたあたりで、突然声を かけられた

「君は日本人かい?」
『Yea,ジャパニーズ』

「しばらく、一緒に歩こう」
『Yea』

そのまま歩き出す、 見知らぬ人との出会いは楽しいと味をしめていた 矢先の出来事であった・・・

「ほら、人が歩いているだろう?僕にとっては、全ての人や物がワンダフルに見えて、
エネルギーになるんだ」

謎の男、突然空を見上げて話し始めた

「空は広いだろ?」
『Yea、広いね』

「空の先には宇宙があるんだ」
『Yea,スペース』

「そしてその宇宙の彼方には、UROが居るんだ」
『・・・・?』

「君はUROを知っているか?」
『URO?』

「そうだUFOだ」
『(ぅわ・・・)Yes,Yes,知ってる知ってる』

「僕は本を書いているんだ」
『You?本書いてるの?グレイト!何の本?』

「UFOについての本だ」
『(ををを、、、キてるよ)フンフン』

「君はニホンテレヴィジョンを知ってるか?」
『Yea,日本人だから知ってるぞ』

「僕はそこに協力してるんだ」
『(おわっ矢追純一の特番だ・・・)You?協力してるの??グレイト!!』

「僕は日本語を勉強するために、これを持ち歩いて居るんだ」
『フンフン』

すると、おもむろに電子辞書を取り出し、自慢げに日本語を出してみせる ここまでに、何回か会話が聞き取れないところがあったので、

『ごめんね、僕はもっと英会話勉強しなきゃなんないね』
「君は英語を勉強しなきゃなんないだろ?、僕は日本語を勉強し
 なきゃなんない、だから友達になろうじゃないか」
『(ご、強引だ・・・)Yea!』

「そうだ、お前の名前は?」
『ヤスヒロハラダだ』

「ヤシロ?」
『ノー、ヤスヒロ』
「ヤシロ??」

作っておいた名刺を渡す、

『これが僕の名前、』
「Oh!ヤスヒロ」

『あなたの名前は??』
「Robertだ」

「ふんふん、Robert。ファミリーネームは?」
『Robertだ』

「だから、ファミリーネームは?」
『Robertだ』

・・・通じてないのか言いたくないのか。

「なんか書く物持ってるか??」

レシートを渡す、

「これが僕の電話番号だ、このセルラーフォンに繋がる。NYのどこに居て
  も僕を捕まえることができる、でも地下鉄や建物のなかはだめだから、その
  ときはごめんね。平日は忙しいけど、土日にかけてくれれば居るよ。いつも
  この辺を歩いている」
「そうだ、セルラーフォンはデンジャラスだ、知ってるか?」
『Yea,デンジャラス』

アンテナを指さす

「ここからマイクロウェーブがでていて危険なんだ、だから僕はこのヘッドセットを持
  ち歩いてる」

出たよ・・・健康トーク

『yesyes,マイクロウェーブイズデンジャラス』

「君は学生かい?」
『Yes,学生だ、イレクトリックエンジニィヤリングだ』
「Oh、エンジニィヤリング!」

「君がこのヘッドセットみたいなグレイトなプロダクトを作ったら、僕に連絡してく
  れ、僕がアメリカで売り込んでやるよ」

「そうだ、君に重要なことを教えておくよ。エンジニアは知っていなければならない」

「アジアの国は、低賃金で子供を働かせてアメリカに売り込んでいるんだ。こ
 れはフェアじゃない。日本は、日本の高い賃金のなか、生産を効率的にして、
 アメリカに売り込んでる、これはフェアだ」

で、、、電波。 『(そ・・・そうなのか??)フーン』 「何日間NYにいるんだ?」 『あと3日間だ』 「そうか、そうしたら、土曜日にまた連絡くれ、合おうじゃないか」 『(マジかよ・・・)Yea』 「絶対だぞ、セルラーフォンに掛けてくれ」 『Yea』 「これからどっか飲みに行かないか?」 『ドゥリンク??(面白そうだけど・・・無事に日本に帰国できるか怪しくなるよな) ごめん、もうホステルに帰んなきゃなんないんだ』 「君はホステルに泊まってるのか?ホステルはいい、安いし、友達がたくさんできる」 『Yea』 「どの辺のホステルだ?」 『セントラルパークの西。106Wストリート』 「そうかそうか、そうしたら、また連絡くれ、君と話せて楽しかったよ」

いきなり派手に抱擁してくる・・・しょうがないので背中をばんばん叩く。ようやく 解放された・・・

あまりの強引さに、なんか今まで忘れていた疲労が体中に蘇ってきた。も う、クタクタ。まさか地球の裏側まで行って電波系に捕まるとは思ってもみな かった。急にお腹が空いてきて、マクドナルドを発見しそのまま入った。でも、 良く考えたら、めちゃくちゃいい人だったような気がする。ちょっと申し訳な いような気がした。


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YASUHIRO HARADA
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