文献 > 理科 science
23 Apr. 2009
物理学 physics 11 Feb. 2009
化学 chemistry 28 Feb. 2009
生物学 biology 25 Apr. 2009
地学 geology 23 Apr. 2009
農学 21 Apr. 2009
水産学 fishery 01 Apr. 2009
工学 engineering 07 Apr. 2009
環境 environment 08 Mar. 2009
理科教育 science education
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■リチャード=ドーキンス著 垂水雄二訳. 2007. 神は妄想である 宗教との決別. 株式会社 早川書房.
なんでRichard Dawkinsがこの本を書かなければならなかったか。うーん。
けど、そのうち、「先生のゆってる進化っていうのは教えに反するんですけど」みたいな事態はおとずれるかもしれない。困ったな。
□リチャード=ドーキンス著 福岡伸一訳. 2007. 虹の解体 いかにして科学は驚異への扉を開いたか. 株式会社 早川書房.
ある意味、「神は妄想である」につながる本だと思う。
けっこう面白い。こういうのを面白いと思えるのを、センス・オブ・ワンダーというみたい。
□リチャード=ドーキンス著 垂水雄二訳. 2004. 悪魔に使える牧師 なぜ科学は「神」を必要としないのか. 株式会社 早川書房.
ドーキンスはおそらく命がけでこういう本を書いていると思うので、ここはひとつ、気楽な立場の自分が買ってやらなくてはと。
■長谷川寿一. 2008. 国民の科学離れ-その実情といくつかの対策をめぐって. 株式会社講談社サイエンティティク編集. 社会人のための東大科学講座: 49-85. 株式会社講談社, 東京.
■松井孝典・南伸坊. 2007. ちくまプリマー新書 066 「科学的」って何だ!. 株式会社筑摩書房.
池田清彦の本を出している筑摩書房には金を出すまいと思ってたのだが、しまった。
「わかる」ということと、「納得する」ということについて、とか。難しい。荒木飛呂彦氏も読んでるかも。
■松永和紀. 2007. メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学. 株式会社光文社.
4月発行なので、白インゲン豆とか納豆とか。「おお、そういうのあったあった」という話題がたくさん。
あと、レタスの中の眠くなる成分も
誤: ラクッコピコリン
正: ラクチュコピクリン lactucopicrin
らしいし。いろんなところでラクッコピコリンって引用しちゃったじゃないか。恥ずかしい...
■山本弘. 2008. “環境問題のウソ”のウソ. 株式会社楽工社.
...ああ、ついにこういう本が出たか。という感じ。
タイトルに使われてる“環境問題のウソ”は、さいきん大ブレイク中の武田邦彦氏の本じゃあなくて、池田清彦氏の本のタイトルだな。でも、どっちの本についても批判してるので、まいいか。
表紙のデザインは、武田氏の本のほうにそっくりです。わざとでしょう。
なんだかネット情報が多いけど、いろいろ調べたり聞いたりして書いてる。えらい学者がしゃべったのを編集者が本にしたものと対照的やね。誰の本とはいわないが。
p. 256-257
> 武田教授の本の内容がすべてウソだとは言わない。正しいこ
ともたくさん書いてある。勉強になる部分や、「もっともだ」
と思う部分もいっぱいある。しかし、明らかなウソや間違いが
多すぎる。だから僕は武田教授の本を信用しない。
言われてみると、私が新聞とか毎日読んでるのもこんなかんじだな。多くは余分な情報だけど、勉強になる部分ちょっとが存在するので、いろいろ見たり斜めに読んだり、ときどき真剣に読んだりしてるな。
よぶんな話だが、サ■クルKのうなぎ弁当に「中国産」って明記してあった。正直やな。あぃわなはばぴゅぁたぃむえぶりわんずぁのーぶるまぃんどやな。←それは鮎川麻弥。
物理学 physics
■福地孝宏. 2007. 中学科学完全実践教科書 実験でわかる物理学. 株式会社誠文堂新光社.
■今野武男・日田節次訳. ガリレオ・ガリレイ 新科学対話(下). 株式会社 岩波書店, 東京.
■関口知彦原作 鈴木みそ漫画. 2008. ブルーバックス B-1605 マンガ 物理に強くなる 力学は野球よりやさしい. 株式会社講談社.
向井先生のおすすめ。
ふつう、野球少年だからこそもうちょっと物理学知ってると思うんだけど。
でもまあおもしろいです。
化学 chemistry
□福地孝宏. 2007. 中学科学完全実践教科書 実験でわかる化学. 株式会社誠文堂新光社.
■半谷高久・高井雄・小倉紀雄. 1999. 水質調査ガイドブック. 丸善株式会社, 東京.
□半谷高久・小倉紀雄. 1995. 第3版 水質調査法. 丸善株式会社, 東京.
大学の友人がイイと言っていたのはたしかこの本だったと思うが、「相手方の都合の良い時刻を」とか、とても大事なことが書いてある。
■満田深雪監修 スタジオ・ハードデラックス編・著・デザイン. 元素周期 ELEMENT GIRLS 萌えて覚える化学の基本. PHP研究所, 東京.
参考
http://www.asahi.com/science/update/0221/OSK200902210042.html(参照 2008-02-21)
> 水素は妖精、フッ素はメード 萌える化学解説書が人気
いや、「マンガで」とか「おもしろ」とかタイトルにあるとつい買うのを躊躇してしまうのだが。いわんや、「萌え」だぞ「萌え」。←なぜ2回言う。
でも、70Ybとかいいかんじである。ナイトポーター(映画のほう)ってかんじである。110Dsとかも、なんか004みたいだし。
ただ、よけいなお世話ではあるが、17Clについてる赤の縦棒と赤の横棒各1本が交差したマーク(←あぁ回りくどい)は、滅多なところで使ってはいかんらしいゾ。ウソだと思う人は、グラドルとかメジャーなコスプレの写真をみるといい。みんなあえて赤と白を反転させて、スイスの国旗みたいなマークにしてあるはず。
どこかで見たことのある画風なんだが、そこは触れない方がいいのか?
生物学 biology 25 Apr. 2009
地学 geology
□福地孝宏. 2007. 中学科学完全実践教科書 観察でわかる地学. 株式会社誠文堂新光社.
■ガリレオ=ガリレイ著 山田慶児・谷泰訳. 1976. 星界の報告 他一篇. 株式会社 岩波書店, 東京.
がんばって、月の表面とか惑星の動きを観察している。
■Stephen W. Hawking. 1988. A BRIEF HISTORY OF TIME. The Random House Group Ltd, London.
■川上紳一/東條文治. 2006. 図解入門 最新地球史がよくわかる本. 株式会社秀和システム.
ヴェーゲナーの話しが載っていたのが収穫。「大陸と海洋の起源」を書いて翌年くらいに死んでるので、「これは想像なんだけど、一冊本をまじめに書き上げるのってすごい労力だから早死にしたんでは」っていってたけど、実際は遭難で亡くなっているよう。
けど、ヴェーゲナーが読んでたのはメガロサウルスじゃなくてメソサウルスの文献だと思うんだけど。どうなんだろう。
□川上紳一. 2003. 全地球凍結 集英社新書0209G. 株式会社集英社.
□川上紳一. 2000. NHKブックス888 生命と地球の共進化. 日本放送出版協会.
■松井孝典. 2007. 新潮選書 地球システムの崩壊. 株式会社新潮社, 東京.
□松井孝典. 2005. ウェッジ選書 21 宇宙で地球はたった一つの存在か. 株式会社ウェッジ, 東京.
□松井孝典. 1995. [地球・宇宙・そして人間 PART-III] 150億年の手紙. 株式会社徳間書店, 東京.
■A=ウエゲナー/竹内均全訳・解説. 1990. 大陸と海洋の起源. 株式会社講談社.
岩波文庫だと上巻・下巻に分かれていて、下巻を持ってないのでBOOK OFFでひたすら探していた。きょう講談社のを見つけた。
小学校五年生くらいの国語の教科書でウエゲナーさんが紹介されているらしく(らしく というのは、図書館で国語の教科書をチェックしたがそんな話しは見つからなかった)、知っている子は知っているようなんだが。
海を渡れないはずの生物の化石とかが海をまたいで発見されてることとか、大陸移動説の裏付けを集めるようすが思い浮かぶ。すごい読ませる。
農学
■ひきちガーデンサービス(曵地トシ・曵地義治). 2008. 虫といっしょに庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック. 築地書館株式会社, 東京.
□ひきちガーデンサービス(曵地トシ・曵地義治). 2005. 無農薬で庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック. 築地書館株式会社, 東京.
□ひきちガーデンサービス(曵地義治・曵地トシ). 2002. オーガニック・ガーデン・ブック 庭からひろがる暮らし・仕事・自然. 築地書館株式会社.
新聞に記事が載ってたので本をさがして買ってみた。
それにしても、こういうのってなにに分類したらいいのか、図書館司書じゃないからよくわからん。とりあえず士農工商の農にしてみた。
■井上雅央. 2008. イノシシ シカ サル これならできる獣階対策. 社団法人 農山漁村文化協会, 東京.
獣害が増えた原因はなにかゆって、現場を見なくてもわかるような適当なことを並べるなと。そういえば、動物生理生態学の教授はできるかぎり都合をつけて現地視察に行ってたな。見てきたからちゃんとした考察も書けたんだと思った。
■野尻智周. 2005. 七五万人の流域共同体で原生の森づくり 東三河で森林再生-「穂の国森づくりの会」. 自然再生を推進する市民団体連絡会編集. 森、里,川、海をつなぐ自然再生 全国13事例が語るもの: 61-74. 中央法規出版株式会社.
□野尻智周・林進・伊藤栄一. 1998. 二次林保全の社会経済的意義. 岐阜大学農学部研究報告 no.63: 11-23.
水産学 fishery
■赤嶺達郎. 2007. 水産資源解析の基礎. 恒星社厚生閣.
■秋道智彌. 2009. ちくま新書 760 クジラは誰のものか. 株式会社筑摩書房, 東京.
■池田実. 2008. DNA分析で見えてきた内水面移植の新たな問題. 北田修一・帰山雅秀・浜崎活幸・谷口順彦編. 水産資源の増殖と保全. 105-127. 株式会社成山堂書店, 東京.
■大隅清治. 2003. クジラと日本人 岩波新書(新赤版)835. 株式会社 岩波書店, 東京.
工学 engineering
■馬場仁志. 水辺域の保全と利用. 砂防学会編. 水辺域ポイントブック -これからの管理と保全-. 33-35. 株式会社 古今書院, 東京.
■バーデンウ゛ェルテンベルク州 環境省編 財団法人 リバーフロント整備センター監訳. 1997. 河川工事ハンドブック 自然に適合した工法 -河川及び河川斜面の保護-. 株式会社集文社, 東京.
■(財)ダム水源地環境整備センター編. 1998. 最新 魚道の設計 -魚道と関連施設. (株)信山社サイテック.
■福留脩文・福永泰久. 1999. 河川の環境構造. 杉山恵一・福留脩文編. ビオトープの構造. 16-24. 株式会社朝倉書店, 東京.
□福留脩文. 1995. 風景としての都市河川デザイン. 緑の読本 Vol.31 No.10: 8-13 (1995).
□福留脩文. 1994. 近自然工法の理念と概念. 桜井善雄監修 自然環境復元研究会編集. 自然復元特集3 水辺ビオトープ -その基礎と事例-. 38-45. 信山社サイテック, 東京.
■クリスチャン=ゲルディ・福留脩文. 1994. 近自然河川工法 -生命系の土木建設技術を求めて-. 信山社出版(株), 東京.
■端憲二. 1999. 小さな魚道による休耕田への魚類溯上試験. 農業土木学会誌 Vol.67 No.5: 497-502 (1999)
□端憲二. 1998. 水田灌漑システムの魚類生息への影響と今後の展望. 農業土木学会誌 Vol.66 No.2: 143-148 (1998).
□端憲二. 1987. 魚類の生息を考慮した水路の改良. 農業土木学会誌 Vol.55 No.11: 1067-1072 (1987).
■平工則彦・椿浩然. 2003. 魚道の維持管理に関する一考察. 全国魚道実践研究会議2003in岐阜 論文集編集委員会編集. 全国魚道実践研究会議2003in岐阜 論文集: 177-178. NPO法人 魚道研究会. 岐阜.
■建設省道路局道路環境課・建設省土木研究所環境部監修 (財)道路環境研究所エコロード検討委員会編著. 1995. 自然との共生をめざす道づくり エコロード・ハンドブック. 株式会社大成出版社, 東京.
■Peter C. Klingeman著 玉井信行監訳 (財)リバーフロント整備センター訳. 2003. 自然再生の河川工学. 株式会社 山海堂, 東京.
■松井覚進. 1992. ND BOOKS 水. 朝日新聞社.
■「水辺の小わざ」プロジェクトチーム. 2007. 水辺の小わざ.山口土木建築部河川課.
BE-PALで紹介されてたので思わず注文した。
なんていうか...いろんなことが書いてある本です。
むかし講演会で紹介されていたPHABSIMを、事後調査で検証したりもしています。
■松永勝彦. 1993. ブルーバックス B-977 森が消えれば海も死ぬ 陸と海を結ぶ生態学. 株式会社講談社, 東京.
新しい本ではないが、いいこと書いてあるのでやはりおさえておく必要がある。
■水野信彦. 1995. 魚にやさしい川のかたち. 信山社出版(株), 東京.
■イウ゛ァン=ニキティン著 福留脩文・山脇正俊訳. 1995. 水制の理論と計算 -近自然河川工法の発想を助けるために-. (株)信山社サイテック, 東京.
■奥野翔編著. 2007. 森の都市 EGEC. 株式会社彰国社.
■齋藤源・光永修・平工則彦. 2005. 簡単な魚道補修の提案. 全国魚道研究実践会議2005in岐阜 論文集編集委員会編集. 全国魚道実践研究会議2005in岐阜 論文集: 98-103. NPO法人 魚道研究会, 岐阜.
これからますますゲリラ豪雨とかが増えてくると思われて問題山積みになりそうな維持管理について、なんとなくヒントになりそうなことがたくさんあっておもしろかったです。
■清水建設株式会社 技術研究所・編集委員会編. 2006. ルーフトップ緑苑革命. 株式会社イプシロン出版企画, 東京.
いろいろ出ている緑化の本だけど、この本のように生物多様性に言及しているのは案外少ない。いろんなところによく書いてあることなんだけど、それをまるっきり無視している人とか本が多すぎる。
■鈴木正貴・水谷正一・後藤章. 2000. 水田生態系保全のための小規模水田魚道の開発. 農業土木学会誌 Vol.68 No.12: 1263-1266 (2000)
■高橋裕. 1990. 河川工学. 財団法人 東京大学出版会.
■田中克. 2008. 森里海連環学への道. 株式会社旬報社, 東京.
渡辺勝敏助教授のおすすめなので。あ 准教授か。
「流域一貫」系の話しは、自分は工学のなかまに入れて整理している。
1943年生まれか。自分の父親の世代だな。生理生態をやっているとのこと。がんばっている。研究の苦労話とか、読ませる。
■多自然川づくり研究会編. 2007. 多自然川づくりポイントブック 河川改修時の課題と留意点. 財団法人 リバーフロント整備センター.
■鳥越皓之・嘉田由紀子・陣内秀信・沖大幹編. 2006. 里川の可能性 利水・治水・守水を共有する. 株式会社 新曜社, 東京.
■辻本哲郎監修 (財)河川環境管理財団編. 2007. 川の技術のフロント. 技報堂出版株式会社.
やはり、1級ビオトープ施工管理士としては、技術のフロントに触れておく必要があると思ったので買った。
人と河川の豊かなふれあいのランクAは、「顔を川の水につけやすい」か。「飲もうと思えば飲める」とかは、指標として良くないわけだね。個人差があるから。
IFIMとかHEPの近年(そんなに近年でもないかも。けど自分は建設業を離れてしばらく経つので、しょうがないな)のようすも垣間見れます。
■和田吉弘. 2003. 魚道見聞録 言いたい放題. 山海堂.
□和田吉弘. 1994. 川. 岐阜県博物館編集. 川に生きる -水運と漁労-. 4-5. 岐阜県博物館, 岐阜.
□和田吉弘. 1990. アユの溯上と魚道. 長良川河口堰の建設を進める会編集. 長良川の水と生活. 272-277.
■山脇正俊. 2000. 近自然工学 -新しい川・道・まちづくり-. 信山社サイテック, 東京.
環境 environment 08 Mar. 2009
理科教育 science education
■池内了. 2008. 疑似科学入門 岩波新書(新赤版)1131. 株式会社 岩波書店.
■左巻健男. 2007. ディスカヴァー携書001 水はなんにも知らないよ. 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
「科学リテラシー」という話題を、水を切り口として書いている。
この本から人名を拾っていくと、あやしい学者(←それでも大学から給料もらえてる人がいたりする)の名前と、それに反論する学者の名前のリストができそう。
□左巻健男・山本明利・石島秋彦・西潟千明. 2003. 理科の実験 安全マニュアル. 東京書籍株式会社.
どこかで聞いた出版社だな。なんて。テレ朝系「電池が切れるまで」で、さとり先生が「はい教科書」ゆって薫ちゃんにどさっと渡した理科の教科書もたぶん東京書籍のだった。たぶんだけど、なぜか1分野2分野の上下計4冊どさっと。
あまり新刊でないのだが、けっこうためになることが書いてある。教員採用試験には...ちょっとだけ役立ってるかな。
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