間借人の部屋

えびフカセメバル釣り講座


パート2:フカセポント

 ここでのポイント解説は、ウキフカセの様な深場ではなく、竿一本分の深さ迄の所
として、話を進めて行きます。
又対象と為る魚が釣れるポイント理由は、A餌が溜り易い、B身を隠す物が有る、こ
の二つが主な要因で有る事は、誰でも想像が付くと思います。
具体的な例をあげれば、まず流れのハッキリ出る釣り場において、その流れが変化す
る所、すなわち@敷石やテトラ積みの角地、A岸壁角地&堤防先端、B台風のうねり
で石積みやテトラが崩れた場所、C埋め立て工事の時の桟橋跡等が、主なポイントと
成ります。

@敷石やテトラ積みの角地
 釣り人だれもが目にする一般的なポイントで、絶えず誰かが入っている事により、
経験的に知る事の出来るポイントです。
具体的には、角の出っ張りに流れがぶつかり餌が溜り易く、最も釣れる可能性の高い
場所でも有るが、Aと同じく錯覚の起き易いポイントでも有る事に、注意が必要で
す。
 一見Aと同じポイントの様に見えますが、その違いは潮変わりするまで、流れの方
向が同じで有る事により、「釣れるポイントの移動が余り無い」点です(コマセを使
う場合は流れの強弱により変化します)。

A岸壁角地&堤防先端
 ここも経験的に、誰もが竿を出す所で、ABの要因以外、広く探れて釣り易い事も
一つの理由です。
 しかし竿一本の範囲内で釣りをするフカセ釣りでは、角地そのものよりも、少し
戻った所(ずれた所)がベストポイントに為る時が有るのを、知る事も大切です。
沖堤では特にその傾向が強く、角部分の手前に出来る底のカケアガリや、流れの方向
の先に出来る反転流を(A餌が溜り易い)見極める必要が有ります。
ただしその流れによって、基礎部分の捨て石等がえぐられて居たりする場合は、根魚
の絶好の住処になるので話は別ですが。

 @で錯覚を起こし易いと言った理由ですが、岸壁角地等では左右からの潮の流れが
ぶつかり合う度合いによって、釣れるポイントがその都度変化してゆきます。
其のため一個所に固執しないで、その近辺を早めに探りその地合いでのポイントを、
探す事です。

パート3


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