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  A列車で行こう (ニューヨーク電車小話)
     
 
写真は90年代の初めにまだChemical BankがChaseと合併する前に新年のギフトとしてくれた予定帳についていたニューヨーク地下鉄の地図である。地下鉄の地図はトークンブースで(今だにトークン買うニューヨーカーもおらんけど...)無料でもらえる便利物である。しかし、この写真に写っている地図は過去のもの。何故なら1998年3月にMTA(Metropolitan Transit Authority)は地図を新しく発行してしまったからである:その名もずうずうしく、The Map。何が変ったかというと地下鉄も走っていない地域である、SI(スタテン・アイランド)や地図の裏側にはLI(ロングアイランド)、コネチカットまで載っているのである。

よくLIやYonkers、 White Plains、 NJ(ニュージャージー)などからニューヨーク市内まで通勤する人が自分はニューヨーカーだと言うのを耳にするが市内の人間はニューヨークの定義を「地下鉄が走っているところ」としている場合が多く、スタテン・アイランドは5地区のうちの1つながら殆どの人が「郊外」扱いしている。

もっと細かく言うと、マンハッタンの住民ではマンハッタンだけがNYCだと言い張る人(ジュリアーニのおっちゃんみたいに)も結構いる。個人的な意見を言うと私も車の運転免許証を持っていないので勝手にNYCとはマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクスだと考えている。先日初めてロングアイランドに行く機会があったが中途半端に田舎で(緑もそんなに無いわりには人も建物も便利さも無い...)私にはとうてい住めないと思った。こんな地図を刷ったり、郊外の人間にゴマするひまがあったら(ゴメン)延々と続く市内の駅の工事を早くおわらせて欲しい!

さて、私の大好きな電車を有効に使う術(?)を綴ってみましょう。上でも述べている様に、現在はメトロ・カードの導入(*)でトークンを使う事は観光客でもないと思う。10回分で1回無料という便利なサービスに加えて、7月4日からは1週間、1ヶ月間のパス(期間中何度でも使える)も発売開始:それぞれ$17と$63。(99年からは1日$4ドルのパスも登場)題名にもA電車としたので、まずはNYCに来る誰もが1回は利用するJFKから。荷物が極力少ない又は友達等を一人で迎えに行く時などには30ドル(タクシー)、13ドル(西42丁目Port Authority行きシャトルバス)なんかより$1.50の地下鉄が絶対お特。

まずA電車に乗る:この時同じクイーンズ、ブルックリン方面でもFar Rockaway又は Rockaway Park Beach行きの電車に乗る。間違ってOzone Park (Lefferts Blvd)行きに乗るとJFKには行けない。(もし乗り間違えたらRockaway Blvdで乗り換えして下さい。)マンハッタンからなら約1時間でHoward Beach(JFK)駅に着く。駅に着いたら反対側のホームからJFK行きの無料バス乗り場への出口に行ける。そこで行き先のターミナルによって2種類のバスを乗り分けて下さい。逆方向も同じでJFKの各ターミナルから黄色、紺、白のストライプのバスに乗ってHoward Beachまで、A電車はマンハッタン方面行きに乗っておわり。(注:A電車は最近コンダクターの数を減らしている時もあって夜中にマンハッタンから離れた場所まで乗る事はお勧めしがたい。)追加:いつの間にかJFKへ直行の電車はなくなったみたい。って言ってもRockaway BLVDでA電車とそくっりなシャトル電車に乗り換えるだけです。

ついでにもう一つのNYCの空の玄関、ラゴーディア空港へは電車とバスで行けます。メトロ・カードでバスから電車への乗り換えも無料なのでこれまた片道$1.50です。マンハッタンで125丁目、Dr.マーチン・ルーサー・キング・アベニュー(長いな)からアッパー・ウエストサイドを走っているM60バスをつかまえる。そのままバスの停留所に近い人はそのバスに乗って空港までバス一本で行けてしまう。私は125丁目または116丁目まで電車でいって(東側125丁目は4、5、6電車で。西側125丁目へはA、B、C、D、電車で。116丁目は1、9電車で。)バスに乗り込む。トライボロー橋を渡ると空港へ行く途中、アストリアと呼ばれる古い町並みの地域や航空学校なんかも見れます。ラゴーディアにはフェリーもサウス通り辺りから出ているらしいけど私は利用した事がありません。

メトロ・カードについてもう一つ。なくしてしまうと戻ってこないと「思われがち」だがカードうらの登録番号を控えておいてMTAに連絡すると、無くしたカードを取り消して残っていた分の金額を新しいカードに入れてくれる。

ニューヨーカーは親切じゃないから道も聞けない...というのはアメリカでも他地域出身の人がよく口にする固定観念の一つですが、電車に慣れない人が本屋で買った時代遅れの地図を片手に一人で悩んでいる光景は可哀相というよりただの「意地っ張り」にみえるので素直に道は訪ねましょう。特に団体でおろおろと10年以上前の地図を持って地下鉄に乗ってくるなり「○○駅にはどうしたら行けるねん!」と自分らだけであせっている南部出身の中年白人を見ると「どこに行きたいん?」と親切にするかわりに「帰れー!」と言いたくなる。

最後に、電車の中の広告にまじってよく見かけるMTAのポスター。一番有名なのがPoetry In Motion。何年か前にデビューして以来、すごい人気でこのポスターを深夜に盗んだりする人まで出るくらい。通勤、通学時に本を忘れた日なんかは暗記してしまうんとちゃうかと思えるくらい読み返してしまう。これは盗んだんじゃなくてたまたま本屋でみつけたポスト・カード版になったもの。($7.95で24枚綴り)ブルックリンのMTAの博物館に多分売ってるので欲しい人は行ってみてね。(追加:42丁目のグランドセントラル駅のお店では本物のポスターが4〜5ドルくらいで売ってました。お土産にどう?)しまりの悪い電車小話でした。


このページは1998年に書いたものです。

* 12/31/03 地下鉄料金はこのページを書いた時から数回の値上げがありました。2004年からはトークンは使用できません。JFK行きの地下鉄の駅からでているシャトルバスは有料に。そのかわりにあたらしいマンハッタンからの直行電車が開通。
     
 
 
 
最後にこのページをいじったのは2004年 1月1日。
 

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