ブラス!!〜Brassed off〜
炭鉱閉鎖といっても、僕にはピンと来ないけれど、それによってそこに従事している人々がどんなつらい思いをしているかが良く伝わってきた。
家族の絆、友情にもひびが入り、明日の暮らしも分からない。
労働者の弱みに付け込んで閉鎖に追い込もうとする、会社のやり方、でもこれが現実なのだろう。
これは実話に基づいているんだそうです。「無慈悲なサッチャー政権」とか、政治批判も出てきたし。
彼らの場合、それでも最後に救われたような気持ちになれるのは、ブラスバンドによって、みんなの絆が取り戻せるからです。
そして、ダニー(ピ−ト・ホスルウェイト)の最後のスピーチは感動です。
彼は言います。「ここにいる彼らはいい演奏をします。しかしそれだけなのです。」
そう、確かにいろんな物は取り戻せた。しかし、生活は明日も見えない状態には変わらないのです。
救われたような気持ちになると書いたのはそのためです。
ラスト流れる「威風堂々」を聴きながら、問題は今からなんだよな、と思いました。