TITANIC
この映画には単なるパニック映画と言えない感動がありました。
主演の二人はもちろん、脇役達も良かったです。
沈む直前まで、音楽を弾き続けた楽士達。
彼らが誰も立ち去ることなく戻ってきて最後の曲を弾き始めるシーン。
そこから始まる、それぞれの死に様・・・。
タイタニック号の設計者であるアンドリュース(ビクター・ガーバー)。
彼は逃げ惑うことなく、遅れた置き時計を合わせながら、深い絶望と共に静かに死を受け入れる・・・。
カッコ良くて悲しくて目が潤みました。
最後、ジャック(ディカプリオ) がローズ(ウィンスレット)にどんなことがあっても諦めずに生き抜く事を誓わせ、そしてローズが彼の死を受け止め、彼の言葉通りに生き抜こうとするシーン。
なんか、そこに気高い「愛」と「勇気」を感じてしまったのでした。
自分の死を潔く受け入れた人達、最後まで諦めず生き抜こうとした人達。
沈みゆくタイタニックの上でのそれぞれのドラマが、ホント、観ていて心に迫って来ました。
そして、エンドクレジットで流れる「My heart will go on」を聴きながら、「ああ観て良かったな」と、素直に思えたのです。
うまく書けませんが、ともかくお勧めです。
まだ観てない方は、どうぞ、映画館でご覧ください。