始まりと終わり



「始まりは終わりを感じさせるけど」 SIAM SHADEの5枚目のアルバムのなかの「Tears I Cried」より。そう、この世の中は「始まったなら、必ずいつかは終わりがくる」のである。今日ふとこんな事を考えた。

「ヒト」で考えるのが一番解りやすいだろう。「生」と「死」、「始まり」と「終わり」である。この地球上でいろんな謎が解明されていく今、分からないことはそうないだろう。自分が生まれてから死ぬ瞬間までは・・・・。思ったことはないだろうか。「生まれてから」というのは母親の中、つまり言葉どうりである。「死ぬ瞬間」というのは心臓が停止する前までのことである。ま、当たり前のことだが。
つまり簡単に言うと母親のおなかの中に居るときを「0」であらわし、死んだ時を「10」とあらわすなら、我々に解るのは、「1〜9」までのこと。そう、この「0」と「10」はわからないのだ。

別の言い方だと「出会い」と「別れ」。これは上にも書いたが「生」と「死」の中に含まれる。死ねば別れるのと同じなのだから・・・。
何かを始めたりしたならばいつかは終わらなければならない。「始まったなら、終わらなければならない」のだ。

しかし、「始まって」未だ「終わっていない」ものがある。地球。そう、この「地球」だ。もっといえば「宇宙」だ。
「ビックバン」といわれる現象で宇宙が誕生した。とはいうものの良く分からない。とにかく何らかの「きっかけ」で誕生したのだろう。
いつ誕生したのかは詳しくは知らないが、地球が誕生するもっと昔のことだから相当前だということは見当がつく。
ここで話を戻してみよう。「0」と「10」はわからない。上で書いたことだ。「ビックバン」と呼ばれるものが発生してから今日に至るまでの経過は、現代科学により説明がつくらしい。これから先のことも・・・・。しかし「0」「ビックバン」がおきた「きっかけ」と「10」「世界の終わり」はどう考えても解らないのだ。この「きっかけ」というものがやっかいなのだ。宇宙ができる前はどうなっていたのか解らないが、宇宙を作り出すほどのこの「ビックバン」は自然に発生したと考えている。そうめったに発生するものなのだろうか、この「ビックバン」は・・・・。そうでなければ宇宙ができたのは奇跡に等しい。このように、自然に発生した原因、つまり「0」を知りたいと思ったのである。もちろん「10」も・・・・。

おなかの中に居る赤ちゃん、死んだ人。この人たちに話が聞けたら・・・・。


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