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  NYC(アメリカ)も笑いが勝負?
     
 
01/05/01 大阪とニューヨークをゲストブックの方で一回比較したことがあるけど、日本とアメリカでも極めて「喋り」を重視する文化を持つ大阪とニューヨークやから、その地に住む人の性格に似通った点が見られる。せっかちで早口、暇があったらレジの会計を待ってる間でも喋り出す... そして大阪では面接のような真面目なシーンであろうが「笑わせてなんぼ」という精神を子供の頃から何となく身につけるけど、ニューヨークでもそのへんは一緒。話をしてても気のきいた面白い話の一つも出来ない人は「つまらん奴」とあっさり片づけられるのであります。そこで今日は大阪とニューヨークの(又は日本とアメリカの)Sense of Humor(笑いの感覚)を比較分析(←ちょい大袈裟か?)してみようと思う。

こてこての大阪人が喋り出すと自然と(?)「ぼけとつっこみ」をあてにして話を展開してしまうけど、ニューヨーカー(及び喋りのアメリカ人)もわざとぼける事はなくても、しょうもない間違いを面白おかしく指摘して笑いをとる事があります。カリフォルニアから放送してるけど東海岸出身のホスト、ジェイ・レノの深夜番組、The Tonight Show with Jay Lenoでは印刷間違いや「けったいな」広告を応募してジェイがそれに「つっこむ」コーナーがありますし。

他に文化に関係なく大衆に好かれるのが「ものまね」でしょうか?ニューヨークで「生」放送(実際は放送時間の数時間前に収録)をしているSaturday Night Liveで人気のあるのはクリントン大統領やハリウッドの有名人のものまねの上手い出演者。

日本からアメリカに来た方でアメリカのジョークはいまいち@「わからん」A「つまらん」と思われるのは多分、(もちろん英語がきっちりわからないというのは除いて)馴染のある形式の「お笑い」でもものまねをしている人物が誰だかわからない、又は名前は知っていても関連(時勢、文化的にその人と関連していて面白い事)がわからない場合なんかにそういう体験にたどりついてしまうのかも。

勿論そっくりの形式の「お笑い」もあるものの、アメリカと日本ではジョークの話題の傾向が違うような気もします。一番露骨なのが政治の話題。日本でなんぼ人気のある漫才師が政治家の話をしても「知らん・興味ない」観客もいるだろうしウケナイような気がします。上記で登場したJay Lenoのショーは日本では放送されていないと思いますが、彼の番組は何度も「政治」がテーマの映画に出てくるので見かけた事がある方も多いはず。(例:「Dave」「Wag the Dog」「Contact」等)それくらい「政治」をネタにしたジョークは氾濫しています。これも残念ながら「アメリカのお笑いは...」ってぶつぶつ文句いう人たちの原因とちゃうかな?ちなみにこの系の話題を題材にするのが好きなコメディアンはSNL出身のデニス・ミラーなんかが有名。

もうひとつ「漫才」の形式で日本・アメリカで誰もが面白いと思うのは、誰でも分かってる事やけど、あらためて分析して言われてみるとめちゃオモロイ「えせ分析漫才」ではないでしょうか?まだダウンタウンが「4時ですよ〜だ」を放送し始めた面白い漫才師やった頃に「『あ』分析」いう漫才をしてたのをご存知の方はどのくらいいはるでしょう... 説明しても面白くないので知らない方はまわりの大阪人に聞いて見てください。

アメリカの漫才師(コンビではなく、大抵「Stand-up Comedy」と言って一人でマイクを持って喋る形)でこの分析をするのが大好きなのがChris RockとGeorge Carlin。(偶然二人とも映画「Dogma」で共演している。カーリンはブロンクス出身。)

勿論政治の話題も欠かせないんやけど、ロック、カーリン共々「えせ分析」は大好きのようです。ロックのそれで有名なのが「一番人種差別主義なんは誰か知ってるか? KKKでもなんでもなくて『黒人のおじい』やで」というもの。大抵黒人のクリス・ロックの観客は大半が黒人なので、黒人の家庭に育った子供の中には親から「黒人やマイノリティー以外と結婚したらアカン」と言われて育った人もいるから「そうそう」と共感を買われる。

ジョージ・カーリンので面白かったのが "Your sh_t is always stuff, and other people's stuff is sh_t." 日本語にしたらそない面白くないんですが、ようするに『あんたの持ってる「けったいなガラクタ」は「物」やけど、よそ様の「物」は「けったいなガラクタ」みたいに扱うやろ?』と言ってるんですけど、根本的に自己主義な私達「人間」の心理をついてる一句とでも言うんでしょうか?

政治に入れ込むジョーク以外は殆ど日本もアメリカも笑いの取り方って全くかわらんのちゃうかな。共感をもてる事を題材にしたら、(例:映画「As good as It Gets」でヘレン・ハントがHMOを罵る場面)大爆笑とはいかんでも「うんうん。ええとこついてる!」程度のにんまりリアクションを期待できるはずです。 お笑いはやっぱ海を越えても生活に必要な要素なのでした
     
 
 
 
最後にこのページをいじったのは2004年 1月1日。
 

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