Last Update 18 March 2000
Windows 98 の Setup
1.OSのSetup
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1−1.Windows 98 を新規にインストールするまえに
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OEM 版には、OS が起動しているハードディスク上のフォルダ
C:\WINDOWS\OPSIONS\CABS\ (NEC は A:\WINDOWS\OPSIONS\CABS\)
に Windows95 の setup 用のファイルがあるのでこれをバックアップしておくのも良い方法です。
ただし、インストールに使う setup.exe というファイルが無い場合があるので、
無い場合には、これを使ったインストールは出来ません。
たいていは、問題なく使えるはずです。
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起動ディスクを作成する。
「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」の「起動ディスク」は必ず用意してください。これがないと出来ません。
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周辺・増設機器の必要なドライバ・ディスクを用意する。
インストールの途中であたふたしないように、必要なものはあらかじめ用意しておきましょう。
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1−2.Windows 98 を新規にインストールする
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HDD にセットアップファイルをコピーしてインストールする。
DOS の CD-ROM ドライバがない場合や、組み込み方法に不安がある方には、おすすめです。
使い慣れた Windows 98 環境での GUI 作業がメインになるので、初心者の方でも比較的にわかりやすい方法です。
インストールも HDD でのコピー作業になるので、6 倍速程度の CD-ROM で作業するのならこちらの方が早く出来ると思います。
ただし、インストールという作業は、MS-DOS を使わないとどうしてもできないことなので、最低限度の操作は必要です。
コピーするファイルは、Windows 98 のインストール・ディスクなら %CDROM%:\Win98 フォルダ(NEC は %CDROM%:\Win98n フォルダ)にある全てのファイルです。
あるいは、C:\WINDOWS\OPSIONS\CABS\ フォルダの全てのファイルです。
コピーする場所は、どこでもかまわないと思いますが、ここでは一応 OEM ということで、
コピー先は、そのドライブの \WINDOWS\OPTIONS\CABS と仮定します。
新たにインストールしたい HDD をスレーブにして、使っているマシンに接続して Win95 を起動します。
PC/AT 互換機は、一般的には IDE で認識できる最大の容量は 8.4G の製品までです。
余談になりますが、このサイズまでであれば、メーカにもこだわることなく動作します。
ただし、これは Pentium 搭載で、PCI スロットがある製品の場合ですので、これ以前・以降の製品ではわかりません。
私が使用しているドライブは、ほとんどがバルク品と呼ばれるものです。
HDD が購入したばかりでまっさらなときには、まず MS-DOS プロンプトで
fdisk
で MS-DOS の領域を作成することになります。
このときには、まだ Windows 98 のマイコンピュータにドライブとして見えていないと思います。
MS-DOS の領域が出来てからドライブとして見えるようになります。
FDISK では、未使用の領域のドライブとして表示されます。
PC/AT 互換機には PRI DOS 「基本領域」、EXT DOS「拡張領域」と論理 MS DOS という 2 種類の領域があります。
通常の PC/AT 互換機の場合には、そのマシンにある先頭のドライブの一つの PRI DOS 「基本領域」が、「アクティブ」にすることが可能で、このドライブからしか起動できないのが PC/AT 互換機の「仕様」ということになります。
詳しくは、書籍・ネットなどで調べて下さい。
領域の確保は、OS をインストールするパーティションは必ず PRI DOS 「基本領域」としてください。EXT DOS「拡張領域」では起動できません。
残りは全て「拡張領域」とします。
論理 MS-DOS も FAT の場合には 2047 (約 2G )が最大ですが、それ以外( FAT32 )でしたら、好きなサイズにして下さい。
再起動すると、ドライブとして認識されます。が、このときにはドライブはまだ MSDOS 互換モードになっています。
「MS-DOS の領域」を作成したら、再起動します。
再起動すると、ドライブとして認識されるので、 Windows 98 のマイコンピュータにドライブとして見えるようになりますが、
このときにはドライブはまだ MSDOS 互換モードになっています。
起動しているドライブ C:\ の後の方に「合計サイズ」と「空き領域」が未表示のドライブがあるはずです。
PC/AT 互換機には、2 種類の MS-DOS の領域作成方法があるのでこれによってドライブレターが変化します。
Windows 98 からドライブの上で右クリックなどをしてこの領域情報が未表示のドライブをフォーマットします。
「基本領域」が D:\ 、「拡張領域」のドライブはもっと後ろにあると思います。
ドライブアイコンの上で、右クリック
format
メニューが表示されたら、クリックです。
フォーマットが終了すると自動的にスキャンディスクが起動してきます。領域情報も表示されます。
まだほかにもフォーマットするドライブがあるのなら、キャンセルしてフォーマットをしてしまいます。
必要なすべてのドライブがフォーマットを完了したら、スキャンディスクをします。
scandisk
は必ず「完全」(標準チェックとクラスタのエラーチェック)でおこなってください。
フォーマットしたドライブは連続して実行してしまいます。所要時間は、おおよそ 2G / 30 分くらいです。
スキャンディスクが完了したら、マシンを再起動します。
再起動すると「最適なパフォーマンスが実現できるように設定されて」ドライブが使えるようになります。
CD-ROM や HDD から必要なファイルをコピーして下さい。
起動に必要なファイルは以下のとおり
COMMAND.COM
IO.SYS
MSDOS.SYS
上記のファイルは、今起動しているドライブ C: のものをコピーしてもかまいません。
あるいは、フォーマットをするときに、「起動専用」を選択すると上記のファイルが作成されます。
FD の起動ディスクには、
Attrib.exe
Chkdsk.exe
Debug.exe
Diskinit.exe
Drvspace.bin
Ebd.sys
Edit.exe
Fdisk.exe
Format.com
Regedit.exe
Scandisk.exe
Scandisk.ini
Sys.com
Uninstal.exe
といった、たくさんのファイルが用意されていますが、このうちでセットアップに必要なものは用意されますので、必要ありません。
AUTOEXEC.BAT
ファイルは必要ありません。
あとは・・・、CONFIG.SYS ファイルが必要になります。
CONFIG.SYS
FILES=30
BUFFERS=30
DOS=HIGH,UMB
LASTDRIVE=Z
メモ帳などで適当なファイルを作成して、ファイル名を CONFIG.SYS に変更するだけです。
セットアップ中にメモリィ不足にならないために、メモリィ・マネージャ EMM386.EXE なども組み込んでおくと良いかもしれません。
HIMEM.SYS やメモリィ・マネージャ EMM386.EXE などを組み込む場合には以下のような記述をしたCONFIG.SYS ファイルが必要になります。
CONFIG.SYS
FILES=30
BUFFERS=30
DOS=HIGH,UMB
LASTDRIVE=Z
DEVICE=HIMEM.SYS
DEVICE=EMM386.EXE NOEMS
ファイルのコピーが完了したら、一度電源を切り、起動したい HDD をマスターにして接続します。
ここまでで、HDD の起動とインストールの準備は整いました。
いよいよセットアップです。
でも残念ながら、ここからは、MS-DOS の CUI 操作が続きます。
電源を入れたら、起動ディスクで起動して、
という表示になれば起動完了です。
つぎに、
と入力します。fdisk と /mbr の間は半角のスペースです。
これで、新しい HDD が起動できるようになりました。
「CTRL」「GRPH」「DEL」キーまたは「リセット」ボタンを押して再起動します。
HDD のアクセスランプが点滅しながら、
HDD が起動したら、先ほどファイルをコピーしたフォルダに移動します。
cd \WINDOWS\OPTIONS\CABS
cd のあと半角のスペースで \WINDOWS\OPTIONS\CABS と入力します。
セットアップが起動して、インストールが始まります。
セットアップが無事に終了して再起動すると完了です。
A:\ FDD
C:\ 2G FAT Windows 98
D:\ 2G FAT Windows NT
CD-ROM を使ってインストールする。
まあ、あたりまえの方法です。インストール CD があるのですから・・・。
インストールするドライブから起動するときに、DOS で CD-ROM が使えるようにドライバを組み込んでおく必要があります。
Windows 98 の起動ディスクがある場合には、それを使って下さい。
起動に必要なファイルは、
COMMAND.COM
IO.SYS
MSDOS.SYS
と
OAKCDROM.SYS
MSCDEX.EXE
HIMEM.SYS
Oakcdrom.sys というのは、Windows 98 の起動ディスクで使用されている CD-ROM ドライバです。
AUTOEXEC.BAT ファイルに以下を追加
LH \MSCDEX.EXE /D:MSCD001 /L:%CDROM%
↑ ↑この部分はドライブ名を指定したいときにはそれを記入します。
| Oakcdrom.sys を使うときのデバイス名です。
ドライブ名は教えてくれますので、これでもいいと思いますが、やはり指定したいという方は・・・。
LH \MSCDEX.EXE /D:MSCD001 /L:X
↑こんな具合ですね。これで CD-ROM は X ドライブになります。
CONFIG.SYS ファイルに以下を追加あるいは書き換え
FILES=30
BUFFERS=30
DOS=HIGH,UMB
LASTDRIVE=Z
DEVICE=HIMEM.SYS
DEVICE=EMM386.EXE NOEMS
DEVICE=OAKCDROM.SYS /D:MSCD001
あとは、コマンドで以下のようにタイプすれば、
%CD-ROM%: ←ドライブ名で入力して下さい・・・ x: など
cd \win98(NEC は cd \win98n )
setup
セットアップが起動して、インストールが始まります。
と、まあこんなところでしょうか?
よりもっと上級な方法としては、XCOPY.EXE や XCOPY32.EXE なども使って、全てを MS-DOS で CD-ROM を使って HDD にセットアップファイルをコピーしてインストールする。あるいは、そういったものを全てひっくるめて自動化する。
など、考えればきりがありませんが、自分にあった方法で効率よく間違いのないセットアップが出来ればよいと思います。
そう何度も経験するものでもないと思いますので・・・。(苦笑)
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