DVDに関する予備知識
CDと同じ大きさに映画1本分まるまる入ってしまう画期的なメディア。
しかも、従来あったビデオやLDとは違い、いろんな機能があります。
主なものは
1.マルチアングル
ひとつのストーリーに複数の映像が入れられる。たとえばコンサートで別の場所から見てみるなど。
2.マルチオーディオ
複数の音声を入れられる。映画のオリジナルと吹き替えのように。
3.サブタイトルが入れられる
複数の字幕や歌詞などを入れられる。
4.メニューなどの対話機能
など、いろいろな機能があります。
便利な機能も多いですが、厄介な機能もあります。
1.リージョンコード
DVDにはリージョンコード(地域コード)というものが入っていて、ソフトとプレーヤが同じリージョンコードでないと再生できません。日本は2。アメリカは1です。
日本でロードショウ前、またはロードショウ中の作品がアメリカでは販売されることがあります。そうすると、直接輸入してしまえば、最新版が見れてしまうため、配給会社が文句を言うわけです。
しかし海外から直接プレーヤーを輸入すれば当然見ることが出来ます。
2.マクロビジョン
コピープロテクトです。ビデオにダビングできないように映像信号の中に余計な信号をいれて、ビデオを狂わせてしまうものです。
DVDをダビングすると、画面が明るくなったり暗くなったり、線が入ったりします。これはレンタルビデオにも入ってますし、CS放送にもはいっています。ただしDVDはかなり強力なものです。
普通テレビには影響を与えないといわれているのですが、AVアンプやAVセレクタ、プロジェクターなどに影響を与えて、ダビングした時と同じようになったり、映像がひずんだりします。
僕自身、綺麗な映像や迫力ある音声で楽しみたいため欲しい作品は買うため、ダビングなど必要無いですが、ダビングしたいのであれば「コピーガードキャンセラ」を使えば出来ます。1999年10月1日から販売禁止になるので買い急いでいる方も多いと思います。ただしDVDの場合はどんどん機能を増やすことが出来るので、現在コピーガードをキャンセルできても将来新しい方式が出来て、コピーできなくなる可能性は十分あります。
ちなみに僕はダビングするつもりは無いのですが、プロジェクタを買った時の為にProspecのVSP-779(99年9月現在、もっとも高性能とされている商品)を2台確保してあります。比較的安い時に買っておきました。
クローズドキャプション(CC)について
CCとは、映像の同期信号の中に隠された字幕データで通常は表示されません。CCデコーダを通すことで、表示することが、出来ます。
よく勘違いするのが、サブタイトルとの違いです。サブタイトルはDVDプレーヤで字幕を表示する機能です。
それに対して、CCは、同期信号の中にデータがあるのでビデオソフトの中にも入れられます。表示は外部の機器(テレビやビデオ・CCデコーダ)で行います。アメリカのビデオソフトにはたいてい入ってます。
これは、元々耳の不自由な方のための文字情報で、アメリカでは14インチ以上のテレビにはCCを表示する機能を装備しないといけないそうです。
したがってDVDプレーヤのみを使って表示出来るのはサブタイトルで、CCを表示するのであれば、CC対応テレビやCCデコーダが必要になります。
DVDの場合サブタイトルがあるため、ソフトの中にCCが無いものや、CCそのものを出力しないDVDプレーヤーもあるそうです。そういった物は当然何をしてもCCは表示できません。
アメリカではかなりDVDが普及していると、言われてます。したがってソフトも多いですし、発売も早いです。しかも日本よりかなり安いし質もいい。これは輸入するしかありません。
しかし僕には英語が話せない・聞き取れないと、言う最大のプロテクトがかかっているのです。そこでちょっとでも理解するためCCをデータとして取り込み、翻訳ソフトで翻訳させたいのです。
まあご存知のとうり、まともに翻訳できるとは思いませんがあらすじくらいはわかると思います。
このように、リージョンはフリーでしかもクローズドキャプションをデータとして取り込め、ついでに翻訳までさせるのは、パソコンにぴったりの作業です。ぜひ作るしかありません。