シベリア超特急1
「ボルシチもなかなかうまかったぞ」


英洲に影響されて,ついにシベリア超特急1について取り上げることにした。
とはいっても,シベ超についてはいろいろなところで取り上げられているので,そんなにおもしろいことはかけません。
タイトルロールにこのように書いてあるので,ネタ晴らしはしないようにします。ここが一番の勘所なので。

いろいろとつっこまれるところは満載なのだが,何しろこの1はお金がかかっていない。舞台設定がシベリア超特急で,そこから動かない。列車の中,それも,他の号車と分断された一等車の中で事件が起こる。セットは,駅ホームと列車の中である。
駅のホームはこんな感じ。

ちょっとみずらいけど,駅と列車がくっついています。
この列車は驚くほど揺れません。多分,東北新幹線でもここまで車体が安定していることはないでしょう。その証拠に,こんなこと

こんなこと

ができます。揺れてたらこんなに落ち着いてできません。おそらく,アクティブサスペンションでもついていて,常に車体が水平に保たれているのでしょう。
列車が揺れていないので,いろいろなアクションが可能です。たとえば,走っている列車の窓づたいに移動するとか,ターザンみたいに窓を割ってはいるとか,列車の屋上で格闘するとか。

動いている列車を表現するのに,役者さんも一生懸命です。このちょっといい男は,朝ドラにもでた,ジョー樋口の息子さんです。
ここで起きる難事件を見事に解決するのは,この人です。

このひと,ほとんど動きません。居眠りばかりしています。それでも,鮮やかに事件を解決します。こんなに動かない探偵は始めてみました。
列車の中で人が消えたり殺されたりするのですが,閉ざされた列車の中なので,全部の個室をいっぺんに空ければ事件は一発で解決しそうなものですが,そういうことをいってはいけません。そういうことをいう人は,シベ超シリーズを楽しむ資格はありません。
話は前後するけど,本当にセットなどにお金をかけていません。たとえば,こんな場面でも,ベルリンにロケに行ったわけではありません。

たぶん,制作費はこの人のギャラが大勢を占めているのでしょう。

他の人は,晴郎の弟子×2と,稲川素子事務所の仕込み外国人が数人。
ストーリー上,見ていてわけわからんかったのは,かたせ梨乃に変装した女優に将軍一行が翻弄されてしまう,という場面だ。
こんな変装です。

どうやったら,かたせ梨乃とこの人を見間違うのでしょうか?わたしは,この人がかたせ梨乃の変装していると思っていなかったので,最初に見たときは,ストーリーの展開が読めなかった。菊池孝典が何に翻弄されているのかわからなかったのです。
最後の場面で,犯人が動機を語るんだけど,普通,そういうのって回想シーンとかが挿入されるんだろうけど,ただ淡々と語るだけ。これも,リアリティを追求した結果なのだろうか。
まあ,いろいろつっこむところはあるけれども,最後のどんでん返しのためにあえてこんなちゃちいものを作ったと思えば妙に納得したりして。
また,世界進出を試みたらしく,いろんな各国版ヴァージョンもあるらしい。とりあえず,全部字幕がついているし。
とりあえずは,水野晴郎ワールドにひたれる非常に質の高いB級映画であることは間違いない。
to be continued 2


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