一億総ゲイリーマニア化計画
君はゲイリー・バーデンを知っているか?
遺影みたいになってしまいました。一番彼が輝いていた時期です。
ゲイリー・バーデン,激動の歴史
ゲイリー・バーデン。この偉大なヴォーカリストを何人の日本人が記憶しているだろうか?
思えば不遇の人である。マイケル・シェンカーのパートナーとして,MSGのデビューアルバム『神』で本格的なメジャー(?)デビューを果たす。このときのメンバーは,ベースがあのモ・フォスター,ドラムがあのサイモン・フィリップス,キーボードがあのドン・エイリーという豪華なものであった。すべてのメンバーに『あの』がついてしまう。
続いて,セカンドアルバム『神話』では,あの(しつこい)コージー・パウエルとも共演を果たす。
かっこいいです。
MSGのアルバムは,日本以外ではさっぱりだったこと,また,レコーディングに金がかかったことなどから,マイケルは相当の負債をクリサリスレコードに負ったらしい。そこで,マネージメントの陰謀でゲイリーは首,後釜に「HR界の横山やすし」グラハム・ボネットが座る。
ところが,レディング・フェスティバルを控えたシェフィールドでのギグで,グラハムはマイケルと口論になって,バンドを去ってしまう。グラハムがやめた本当の理由は,次の通りである。歌詞が覚えられずにカンペを用意していたが,ギグが始まってファンがステージに殺到し,そのカンペが見えなくなってまずグラハムが舞い上がる。そのあと,ズボンのチャックが開いていたのに気がついた。グラハムは直ズボン主義なので,ナニがまるだし。あわててチャックを締めるが,ナニの先を挟んでしまい,グラハム,そのまま逃走。これが真相らしい。
疳の虫が騒いでるのでしょうか?
さて,ヴォーカルがいなくなったMSGは,ゲイリー解雇の陰謀を図ったマネージャのピーター・メンチを首にし,早速ゲイリーを呼び戻す。ゲイリーは,献身的な働きで(一晩で新曲の歌詞を覚えたらしい),何とかレディングフェスティバルをこなした。
順風満帆に見えたかのゲイリー&MSGであったが,そうは問屋が卸さない。『限りなき戦い』をリリースするが,アメリカ向けに,ということでリミックス版がすぐにリリースされた。そこでは,ゲイリーのヴォーカルでは弱いという判断からサイドギター兼ヴォーカリストとしてデレク・セント・ホルムズがマネージメントサイドから招集された。リミックス版では彼がヴォーカルを引き取った曲がある。
その後,ホルムズは脱退し,またまた順風満帆に見えたゲイリーだが,精神が不安定になり,大酒を食らい,マイケルと大げんかしてMSG脱退。その後は,いろいろなことをやってたみたいだけど,よくわかりません。この人,キャリアは20年くらいありますが,実働は10年無いかもしれない。
ゲイリー近影
ゲイリー・バーデン,ここが素晴らしい!!
ゲイリーノリノリ
さて,ナニをもってゲイリー・バーデンは素晴らしいヴォーカリストだといえるのだろうか?
一度聴くと忘れない声
個性的なヴォーカリストはそれぞれ特殊な声を持っている。その最たる例が,ロッド・ステュアートであろう。あの出会い頭のダンプカーに轢かれて断末魔の叫びをあげているヒキガエルのような声はゲイリー以外あり得ない。誰もが聴いてすぐこの人だとわかる声,一流の証である。
唐突なファルセット
ファルセットの素晴らしさも指摘せねばなるまい。故フレディ・マーキュリーやミック・ジャガーと並ぶ,ファルセットの名手である。とくに,「アタック・ザ・マッド・アクスマン」や「オン・アンド・オン」のサビでの唐突なファルセットには軽いめまいを覚えるほどのショックを受ける。
人を惹きつけてやまない音程
ゲイリーは,特にライブでは,その音程で人を惹きつける。「いったい,どうなってしまうのか?!」(ガチンコの垂木風)と思わせる音程の不安定さである。歌手は,歌が上手ければいいというものではない。五木ひろしは,日本でも歌のうまさではトップクラスであろうが,なかなか芽が出ず,何回も芸名を変えた末にやっとヒットがでるようになった。
ロニー・ジェイムズ・ディオは,絶対音感を持っているほどであるが,彼が世界的に有名になったのも,レインボーをやめてブラックサバスに入ってからである。歌は上手ければいいというものではない。
逆に,オジー・オズボーンなんかははっきり言って歌は上手くない。(うそだと思うなら,ロニー時代のサバスのライブ版を聴くといい。同じ歌でも,ロニーの方がずっとオジーより上手くうたっている。) 歌は下手でも,スターはスターなのだ。スターの条件は,お客さんをはっとさせること。その点では,いつもゲイリーの歌にははっとさせられる。
誠実なお人柄
歴史でも書いたが,グラハムがちんこを挟んで逃亡し,どうしようもなくなったマイケルを助けたのはゲイリーであった。不本意な形でいったん首になったのに,メジャーデビューのきっかけを作ってくれたマイケルの窮状を救ったゲイリーは,そのお人柄が素晴らしい。フォーユアラブがいやでヤードバーズをやめ,親友の奥さん盗ってそれをネタにした歌でずっとくってて,あげくに売り方が最近ハリウッド的になっているような,あの人格破綻・支離滅裂なエリック・クラプトンに比べればなんという素晴らしい人格だろうか。しかし,ゲイリー,すぐに駆けつけるとは,よっぽど暇だったんだな。
こいつとはえらい違いだ。
ゲイリー・バーデン 復活への道!!
この勇姿はいつ見られるか?
きちんとしたマネージャーを見つけましょう。たとえば,ボビー・ヒーナン(元ニック・ボックウィンクルのマネージャ),ゴージャス松野,ポール・エラーリングなど。
周りの雑音に気をとらわれず,その独特な声とファルセットに磨きをかけましょう。特に,日本のヘヴィメタ専門誌の批判は右から左に聞き流しましょう。
やっぱり,マイケルとよりを戻しましょう。マイケルだって,ゲイリーとやってたときが一番良かったみたいな気がするし。
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ゲイリーの公式HP
ちなみに,一番最初に書き込みをしているファンは私です。