メシアニックジューとメシアニックイスラエルとどう違うのか

Messianic Jew (MJ)とは   

Yeshua (= Jesus)を十字架に掛かられた神として認めた文字通りのユダヤ人とその賛助同信者の事です。本質的にイエスキリストを信じるクリスチャンと同じ事ですが、ただ少し違うのは、ユダヤ人が世界の歴史の終わりに至るまで特別な使命を担っていることを文字通り積極的に信じており、かつイスラエルの平和が世界の平和につながると信じ、律法にリスペクトを払い安息日も第七日を守って神を賛美している事です。もちろん新約聖書に述べられた十字架の福音を受け入れて信じています。

MJに参加するためにあなたがユダヤ人である必要はありません

Messianic Israel(MI)とは

メシアニック・ジューの中には、いわゆるユダヤ人もいますが、いわゆる異邦人もいます。「異邦人」というのはいわゆるユダヤ人と血のつながった子孫であるという肉の証拠を有しない人々です。こうした人々がメシアニック・ジュダイズムに参加して、およそ「異邦人」主体のメシアニック・ジューのコングラゲーション(集会)が各地に設立されるに及んで、こうした人々をジューと呼ぶ事に抵抗を感じて問題とするユダヤ人や外郭のクリスチャンが多くなり、このような人々を適切な名称で呼ぶ事が検討されてきました。その結果私達は、メシアニックムーブメントに参加する非ユダヤ人の人々を、メシアニック・イスラエルと総称する事にしたのです。メシアニック・ジェンタイルとかメシアニック・ゲリムとかいう名称は必ずしも聖書的ではありません。イスラエル(ヤコブ)の子孫は12部族あり、それがソロモンの浪費王朝の後レハベアムの時になって別かれて、北の10部族がイスラエルの北王国と、南の2部族(ユダとベニヤミン)のユダ王国に分離しました。偶像礼拝と背教の結果、北の10部族はアッシリアに滅ぼされ、ユーフラテス川の東に散らされました。南の王国はバビロニア帝国に滅ぼされて、国民は捕虜になりましたが、間もなくペルシャ王国の代になってエルサレムに帰されて、復旧をしましたが、イスラエルは以来そのままでどこへ行ったともしれず行方不明となっています。しかし聖書では終わりの時代に、失われたイスラエルが帰って来ると預言されています。どこにでも、世界各地にはクリスチャンの一部を含めて自分こそは失われたイスラエルの子孫であると主張する人がいますが、旧約聖書のエゼキエル書には、こうした失われた神の民を特徴つける要素は、彼らが単に神の戒めを守って、第七日安息日を守っている事が特徴である(エゼキエル書20:12)としています。特に安息日問題については、神の安息日を守る者は「地の高い所を乗り越えらせ、ヤコブ(イスラエル)の嗣業をもって養う(イザヤ58:14)」という明確な神の約束の言葉が書かれています。従って神の戒めを守り第七日安息日を守るメシアがキリストである事を信じるMJの賛同者はたとえ今は異邦人のようであってもイスラエルの嗣業にあずかるものであり、したがってメシアニック・イスラエルと呼ばれるのにふさわしいものであると信じられるでしょう。メシアをキリストと信じるなら単に「クリスチャン」と呼べばいいのではないかという意見もありましょうが、それでは未だに日曜日を主の日として休んで礼拝している人々との区別が曖昧になってしまうので、あえてこれからは「メシアニック・イスラエル」と呼ぶ事によって、このポイントの重要性をインターネットを通して広く読者に注意を喚起したいと思う所存です。

メシアニック・イスラエルはイエス(イエシュア)をメシアと信じて、戒めに立ち返るMJの中の異邦人です!


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