ディープ ブルー(つたさん著)






鮫の脳(蛋白質)は非常に丈夫で、
人間の脳の病気(アルツハイマー)の特効薬とするため研究をしている。
しかし鮫の脳はそれほど大きくなく、ある程度、
人為的な方法をもって品種改良しなければ
実験に耐えられるほどの充分な量を得ることができない。
そこでいくつかの種の鮫を数世代に渡ってかけ合わせ、
新たな鮫種を創造することに成功した。
「アルツハイマーに侵された人間の脳に鮫の脳蛋白を与える」
実験を実施することになったのだが<鮫>の行動がおかしい。
実験体の<鮫>になにか変化があったのか・・・

この映画の良いところ、それは、
パニック映画だと主役(この映画で言えば鮫)が出し惜しみされて、
やっと出てきたと思えば「終了30分前」みたいなのが主流なのに、
ほぼ全編通して主役が活躍するところ、
これに尽きる!

パニックの舞台は海中研究所。
「鮫に襲われたんじゃイチコロじゃん」
そこから生還できる人間ってたいしたもんですね。
かれらの遺伝子を残しておいた方がいいんじゃないでしょうか?

逃げ延びるまでにある程度の犠牲が出る、パニック映画だし。

1人…2人…と犠牲が出るうち、研究員達にある疑惑がこみあげる。
「本当にこの<鮫>は自然のものなのか?」

作中でも話が出ているけど、人間の肉ってのは不味いらしい。
私が知っている限りでは「肉食動物は不味い、草食動物は美味い」

と言われているが・・・真偽のほどは知りません。
肉食動物って喰ったことないし。

で何が言いたいか?というと「鮫も同じ感覚を持っている」ということ。
映画のジョーズに代表されるような<人喰い鮫>ってのはほとんどいないらしい。
しかし、この映画の<鮫>は違う。
有無を言わさず人間を襲う、自らの意思を持って・・・

ハラハラドキドキの連続でとってもおすすめ♪
異常なでかさと超絶スピード、理解不能な動きの<鮫>にビビってください。
人間側の主役もきれいな女性だし、かっこいい男性だし。
でも一番目立つのは腹ボテのコックさんだったりする(笑) 

   終

 




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