シックス センス(つたさん著)






 幸せな夫婦生活。
これから更なる幸せを求めようとする夫婦の家に突如招かれざる客が・・・
と、いった感じで始まる物語。

私の感想を語る前にひとこと。
「物語の結末は決して他人には話さないでください」
みたいなテロップが入っていたので見てのお楽しみのがいいかも知れません。
そして見た後で私に共感してください(笑)

ホラー映画であるかのようなテレビCMから恐怖シーンの連続を期待。
・・・していたんだけど見事に裏切られました。
怖がり(肝っ玉ちいさい)な私が見ても「ドキッ!」とする場面は、そうありません。
・・・が、裏切られて満足できるストーリーです。
むしろ、裏切ってくれてありがとうとさえ思えるかも?

後に氷解する<謎>が意外と多いので序盤から気を抜いてはいけない。
一見<謎>に見えない場面でも後で「おー!あのシーンか!」
というのがあるので、できる限り記憶にとどめておくように。

見えてはいけないものが見える少年達。
少年達はその<チカラ>のせいで化け物呼ばわりされてきた。
ブルースウィリスは、その少年達の心のケアをする精神科医。
少年達は救いを求めるが、どうしても少年達の<心>が理解できない。
自分には見えないのだからそれも当然である。
ましてや、今回は家庭環境の変化により自らも心を閉ざしかけているのに・・・

主人公の少年に出会うことで少しずつ心を取り戻すかのような数多くの場面。
作中にはごく自然に涙を誘う場面もあり、少しの恐怖と感動が交錯した映画です。
ただ、なんとなく世界観というか、価値観というか・・・
そんなものが「ファイトクラブ」に似てると思ったんだけど・・・気のせいかな?
劇場公開ってどっちのが先だったっけ?

   終

 




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