ヨポ

Anadenanthera colubrina

南アメリカインディアンたちの聖なる植物

 

Family: Leguminosae (マメ科 )

一般名: Cebil, Huilca, Vilca.

関係のある種: Piptadenia colubrinaとしても知られる

記述: 南アメリカの熱帯に自生する、ミモザにも似た木。18−20メートルの高さに成長し、幹の直径は60センチにもなる。木の皮は黒っぽく、硬い。葉は典型的なミモザのタイプであり、木は無数の葉におおわれている。

種は光沢のある黒い褐色である。

自生地: 南アメリカ地方

育てるには: この植物は完全な日光を必要としています。そして水はけのよい土地を好みます。植物を凍えさせないで下さい。

新鮮な種であれば、高い発芽率があります。

成分: ブフォテニン、NNジメチルトリプタミン、N-oxidesのアルカロイドも発見されている

伝統的/医療での使用: 種はいまだに北アルゼンチンのMashco Indiansたちに幻覚剤として使われています。北アルゼンチンおよび南ペルーでは植民地化される前に、かぎたばことして使われていました。

この種から作られるかぎたばこは16世紀にはインカのシャーマンたちに使用されていました。 Vilcaが浣腸されて使用されていた証拠もありますが、それが下剤として使用されていたのか、幻覚剤として使用されていたのかはわかっていません。

1200年以上前のかぎたばこが、北チリの Pedro de Atama で発掘されました。ミイラとともに埋められていたそれらのたばこの一部は、12世紀以上たった現在でも効き目が認められたということです。

のこ植物の種は、chichaと呼ばれるトウモロコシタバコにも加えられました。この飲み物は、目に見えない世界への扉を開ける飲み物だといわれていました。

煎られて粉にひかれた種は、浣腸されて儀式に用いられました。 この儀式では"vilca-china" とか "vilca fruit servant"などと呼ばれた特別な装置が使用されたらしいです。

健康に対する毒性: 種に含まれているいくつかのアルカロイドが毒性だと考えられます。人間の消費に用いられるべきではありません。

 

さらなる情報: ほかのリンクへ(英語サイトへ)


参考文献

Pharmacotheon
Jonathon Ott
copyright 1993 by Jonathon Ott
pub. by: Natural Products co.
isbn - 0-9614234-3-9


Plants of the Gods
Richard Evans Schultes, Albert Hoffman
copyright 1992 EMB-Service for Publishers, Lucerne, Switzerland
pub. by: Healing Arts Press
isbn - 0-89281-406-3


Version 1.3, ( 1-19-98 )

Copyright © 1998, Klaus Trenary

http://www.herbal-shaman.com/
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