2CB 4-bromo-2,5-dimethoxyphenethylamine
化学名は4−ブロモ−2,5−ジ メトキシフェネチルアミンといい、DOB(4-Bromo-2,5-dimethoxy-アンフェタミン)の、アンフェタミン部分をフェネチルアミンに置き換えた擬似物質です。 アレクサンダー・シュルギンによって作られた合成化学物質で、phenethylaminesの中でも、彼の気に入っていたドラッグのようです。 日本では1998年の初夏に麻薬指定されています。10mgほどの錠剤で、それまでは日本のインターネット通販などでもパフォーマックスなどの名称で売られていましたが、実はイギリスやアメリカではとうの昔に麻薬指定されていた物質でした。 幻覚作用があり、DOBと言われている幻覚剤と同じ程度、あるいはMDMA(エクスタ シー)の5倍程度、あるいは メスカリン(幻覚剤)の35倍程度の強さがあるといわれています。作用時間は4時間ほとで、他人に対して親しみの気持ち、幻覚、多幸感が表れます。おもしろいのは、サイケデリックをあまりよく思わず、それらを使っていなかった スピード、コカイン、エクスタシーユーザー達が2CBに流れてきて、2CBを楽しんで使っていたことです。実際、MDMA(エクスタシー)を使うのをやめて2CBにした人もいたそうです。 ちなみにこれがわが国での134番目の麻薬指定です。その後継者として2CT(4-Propylthio-2,5-dimethoxy-PEA)が市場に出回りましたが、現在はオランダがストップしているために、供給が途切れがち。 |